十分に機能する人間
心理学における「十分に機能する人間」とは?
心理学における「十分に機能する人間」とは、カール・ロジャースが提唱した人間性心理学における概念であり、以下のような特徴を持つ人を指します。
自己一致: 自分自身の感情、思考、行動が一致している。
開放性: 新しい経験や情報にオープンである。
信頼: 自分自身や他人を信頼している。
創造性: 新しいアイデアを生み出す能力がある。
主体性: 自分の人生の責任を自分で持っている。
十分に機能する人間は、以下のような状態にあると言われています。
自己肯定感が高い。
自分自身を価値ある存在であると信じている。
他人との良好な人間関係を築いている。
人生に満足している。
ロジャースは、人間は生まれながらに十分に機能する人間になる能力を持っていると考えていました。そして、カウンセリングやセラピーを通して、人が自分自身の潜在能力を発揮し、十分に機能する人間になる手助けをすることが重要であると説いました。
十分に機能する人間について詳しく知りたい場合は、以下の参考URLを参照してください。
ロジャースの人間観・十分に機能する人間(the fully functioning person): https://ameblo.jp/shoichimatsunobu/
人間性心理学@ | 公認心理師、臨床心理士の大学院予備校、社会人入試: https://link.springer.com/article/10.1007/s12144-019-00554-w
その他
十分に機能する人間は、理想的な人間像として捉えられがちですが、実際には誰もがすべての特徴を備えているわけではありません。重要なのは、自分自身をありのままに受け入れ、自分自身の可能性を信じて、成長し続けることです。