ロゴセラピー
心理学における「ロゴセラピー」とは?
ロゴセラピー(Logotherapy)は、オーストリアの精神科医・心理学者であるヴィクトール・フランクルによって創始された心理療法です。日本語では「意味療法」、「生きる意味療法」などとも呼ばれます。
ロゴセラピーは、人間は本質的に「生きる意味」を求める存在であり、その意味を見出すことによって人生に価値を見出すことができるという考えに基づいています。フランクル自身は、ナチスの強制収容所で極限的な状況に置かれながらも、生きる意味を見失わず生き抜いた経験から、ロゴセラピーを考案しました。
ロゴセラピーの基本的な考え方は、以下の通りです。
人間は本質的に「生きる意味」を求める存在である。
生きる意味は、人によって異なる。
生きる意味は、苦難や逆境の中でさえも見出すことができる。
生きる意味を見出すことによって、人生に価値を見出すことができる。
ロゴセラピーのセラピーでは、セラピストは来談者に対して以下のような態度を示します。
共感的理解: 来談者の感情や思考を理解し、共感すること。
問いかけ: 来談者自身の生きる意味について考えさせるような質問をする。
サポート: 来談者が自分自身の生きる意味を見出すことができるようにサポートする。
ロゴセラピーの効果としては、以下のようなものが挙げられます。
生きる意味の発見
生きる希望の獲得
ストレスの軽減
不安や抑うつの改善
自己肯定感の向上
ロゴセラピーは、人生に苦難や逆境を抱えている人や、生きる意味を見失っている人にとって有効な心理療法です。
ロゴセラピーについて詳しく知りたい場合は、以下の参考URLを参照してください。
ロゴセラピー(Logotherapy)とは、人が自らの「人生の意味」を見出すことを援助することで心の病を癒す心理療法。創始者のヴィクトール・E・フランクル(1905〜1997)は医師で精神分析家。・オーストリアに生まれたヴィクトール・エミール・フランクル Frankl.V.E(1905〜1997)は、ナチ強制収容所での体験を踏まえ、人間は意味を求め、その責任において自由に選択し自らの生き方を決定する存在であるとし、人間の責任性と倫理性を重視する実存分析を提唱した。 https://sendai-shinri.com/3261/