心理学用語

宜言的記憶/手続き的記憶

心理学における「宣言的記憶/手続き的記憶」

宣言的記憶と手続き的記憶は、記憶の内容と想起の方法によって分類される記憶の2種類です。

1. 宣言的記憶

宣言的記憶は、言葉で説明できる記憶です。エピソード記憶、意味記憶、事実記憶などを含みます。エピソード記憶は、個人の体験に関する記憶です。意味記憶は、事柄や知識に関する記憶です。事実記憶は、歴史や科学に関する記憶です。

宣言的記憶は、意識的に想起することができます。例えば、昨日何を食べたか、フランスの首都はどこか、2乗の値は何かなどを思い出すことができます。

2. 手続き的記憶

手続き的記憶は、言葉で説明しにくい記憶です。運動技能、習慣、無意識の行動などを含みます。例えば、自転車の乗り方、ピアノの弾き方、タイピングの方法などを思い出すことができます。

手続き的記憶は、無意識に想起することができます。例えば、自転車に乗る時、ピアノを弾く時、タイピングする時に、意識的に手順を考える必要はありません。

宣言的記憶と手続き的記憶は、脳の異なる領域に保存されています。宣言的記憶は、大脳皮質に保存されています。手続き的記憶は、小脳や基底核に保存されています。

宣言的記憶と手続き的記憶は、互いに影響し合うこともあります。例えば、新しい運動技能を習得する時、言葉で説明を受けながら練習することで、宣言的記憶と手続き的記憶の両方を強化することができます。

宣言的記憶と手続き的記憶について、より詳しく知りたい方は、以下の参考URLを参照してください。

参考URL

記憶のしくみとは? 心理学で学ぶ記憶の3種類と5つの過程: https://maruhi-lab.com/chikakuninchi/?page_id=927

【認知心理学】短期記憶とは? 心理テストでチェック!:

記憶は、私たちの生活において重要な役割を果たしています。宣言的記憶と手続き的記憶の仕組みを理解することで、より効果的に記憶を習得し、活用することが可能になります。


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